聖書と歩む営業マンのblog

営業は大変な仕事だ。しかし聖書を読んで、売ることよりも仕えること、貰うよりも与えることを学ぶと、心が晴れる。

苦しいときこそ

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彼がわたしを呼び求めれば
わたしは彼に答える。
わたしは苦しみのときに彼とともにいて
彼を救い、彼に誉れを与える。


詩篇 91:15


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詩篇は全部で150篇ある。


1日1篇ずつ進めば5か月で読破できる。3篇ずつなら50日、5篇ずつなら1か月。単純計算ならそうなる。


1日30分でも時間を取って、詩篇を読もうとすれば1か月でぜんぶ読めるよ! と、知り合いのアメリカ人に勧められたのはずいぶん前のこと。


重い腰はなかなか上がらなかったが、長引く在宅勤務と子どもの休校で、毎日家族と過ごす時間がたっぷり取れることになり、ならばいざ取り組むか! と、決意した。


中には1篇がとても長いものもあるし、毎日読む時間を取れるとも限らないから、そうそう計画通りにはいかない。


自分一人でやろうとすると、このように、できない理由を並べて易きに流れる私であるが、家族と一緒であれば、もしかしたら読破できるのではないか、そう勇気付けられているのである。


始めてみると、これがなかなか楽しい。


もちろん言葉が難しかったり、理解するのに難解過ぎる箇所もある。それでも、1節ずつ交替しながら輪読していくと、そこには聖霊の導きが感じられ、空気は清められ、心が整えられていくのがわかる。


そうして今週、折り返し地点を過ぎた。



今回取り上げた91篇は、3つの理由で心に留まった。


まずは「疫病」という言葉が三度出てくること。


これまで、聖書で疫病やえやみといった言葉に出くわしても、自分事とは思えず、遠いどこかのことのように思っていた。


しかし、今はまったくそうではなくなった。


次に、91篇には、サタンがイエスを惑わすときに使ったセリフがあること。


あなたが神の子なら、下に身を投げなさい。『神はあなたのために御使いたちに命じられる。彼らはその両手にあなたをのせ、あなたの足が石に打ち当たらないようにする』
と書いてあるから。(マタイ 4:5-6)


サタンが、〜と書いてあると言って引用したのが、詩篇91の11-12節である。


サタンは神に敵対しながら、その実、神の言葉を誦じている。神の言葉を曲解して、私たちを惑わす存在である。


私たちも聖書を曲解しないように、悪用しないように、充分気をつけなければならない。



そして、最後が14-16節。これは、メシア預言である。


わたしが「神」、彼は「イエス」なのだから、『彼がわたしを呼び求めれば、わたしは彼に答える。わたしは苦しみのときに彼とともにいて彼を救い、彼に誉れを与える』というのは、そのまま父なる神と、子なるイエスとの関係を示している。


言葉そのままに受け取ればよい。


しかし私たちは、「彼」の神への絶対的な信頼や、「わたし」のイエスへの無条件の愛を、現実の生活に適用することができる。


苦しいときは、神を呼び求める。


答えはすぐには得られないかもしれない。それでも神は聞いてくださる。救いのプロセスの中に、私たちを置いてくださる。


この信頼こそ、私たちの糧であり、力の源泉である。苦しみの中に、喜びの種が撒かれているのだ。


辛いときこそ種を撒こう。