聖書と歩む営業マンのblog

営業は大変な仕事だ。しかし聖書を読んで、売ることよりも仕えること、貰うよりも与えることを学ぶと、心が晴れる。

展望する

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朝にあなたの恵みを聞かせてください。
私はあなたに信頼していますから。
行くべき道を知らせてください。
私のたましいはあなたを仰いでいますから。
 
詩篇 143:8
 
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7の倍数で人生を振り返るって話、以前にしたことがあるだろうか。
 
7才、14才、21才…と、7年刻みで、自らの歩みを振り返る。7の倍数にはなんの根拠もなく、あれはたしか人生に行き詰まっていたときだろうか、持て余した時間に自分の過去を時系列で思い出していたとき、たまたま7の法則に気付いて、1人唸ったものだ。
 
今また振り返っても、たとえば28で妻に出会い結婚を決意したり、35で娘を授かりいまの会社に転職を決めたり、42で新しい住まいを手に入れたりと、法則はたしかにある。
 
いいことばかり挙げたが、その裏では闇も当然あって、28では失業して、35でも失業して、42では大好きな2人の祖母を一度に失った。他にもあるがここには書けない。
 
49の昨年は、慣れ親しんだ営業部から社長肝入りのマーケティング部門の責任者に抜擢された。またビジネススクールに通い始め、修士課程で学ぶようになった。
 
0-7才を第一段階、8-14才を第二段階のように言うならば、50-56才の現在は第八段階に入ったことになる。キャリア論的には第二の人生を考える時期に入った、とも言える。
 

 
そうして区切っていったとき、私の人生を大きく変えたと言えるのは、28でクリスチャンになろうと決心したことだ。これによって人生観や世界観が180度転換したから。
 
今日の聖句で「私の行くべき道を教えてください」とダビデが神に語った気持ちが、歳を重ねるほどに沁みてくる。
 
詩篇143篇は「主よ、私の祈りを聞き、私の願いに耳を傾けてください。あなたの真実と義によって私に答えてください」と、ダビデが神に呼びかけるところから始まる。
 
この姿勢はクリスチャンの基本だと思う。
 
そして、私が過去を振り返ったように、ダビデもまた「私は昔の日々を思い起こし、あなたのすべてのみわざに思いを巡らし、あなたの御手のわざを静かに考えています」と、神と歩んだ過去の日々を思い出している。
 
私は神を信じてからまだ20年と少しにしかならないが、それでも過ぎた20年を思い起こすと、神が私の進むべき道を示してくださったと思わずにいられない。
 

 
自分が将来どうなりたいとか、どうありたいとか、どんな仕事をしたいとか、どんな人生にしたいとか、具体的に描くことは大切だ。
 
最近は20代や30代のみならず、50代や60代になっても自分のキャリアをデザインすることを求められるから、自分がどうしたいかをより具体的に考え(させられ)る機会は増えているだろう。
 
事実、ミドルシニア・クライシス(日本語の「中年の危機」はさすがに生々しすぎる…)といった言葉は何年も前から聞くし、日本人の平均年齢は現在48.6才で、世界で2位の高齢である。
 
90年代は37.7才だったから、わずか30年間で平均年齢が10も跳ね上がったことになる。人生の後半をいかに生きるかは、誰にとっても最重要課題ということだ。
 
晩年のダビデが、神を信じ敬い、自分の道を神に明け渡したように、私もまた、神に心を委ねて「私の行くべき道を教えてください」と言って生きていきたい。
 
God will make a way.