聖書と歩む営業マンのblog

営業は大変な仕事だ。しかし聖書を読んで、売ることよりも仕えること、貰うよりも与えることを学ぶと、心が晴れる。

30年の旅路

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心を尽くして主に依り頼め。
自分の悟りに頼るな。
あなたの行く道すべてにおいて、主を知れ。
主があなたの進む道をまっすぐにされる。


箴言 3:5-6


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リビングの壁に貼ってある写真にふと目が留まった。


それは高校の卒業式のスナップだった。もう何年もそこにあったのに、じっくり見るなんて久しくなかった。


すっかり色褪せたその写真には、いつもつるんでいた仲間と一緒に、ベロを出して笑っている30年前の自分がいた。自分の悟りに頼っていた若かりし頃。


柔道とバンドと恋愛に夢中だったあのときから30年か…。


この聖句の「悟り」は、別の訳では「知識」とある。高校3年生の知識なんて、一体どれほどのものだろう。それでも世界は自分中心に回っていると勘違いしていた実に愚かな少年であった。


記憶の旅を、それから少し楽しむことにした。


30年前から、20年前そして10年前と、10年単位で区切り、自分はどこで何をしていたのかと、記憶を辿る旅をした。



20年前。


新卒で入社した会社を退職し、田舎に逃げ帰り、アルバイトで食いつないでいた。


キリスト教に出会い、神を知り、キリストを知り、聖書を読み、教会に通っていた。


バックパッカータスマニアを旅したり、カーフェリーに乗って北海道を旅したりした。


駅前留学して英語を勉強した。そこで、妻と出会った。西暦2000年のミレニアムを一緒に祝い、翌年、洗礼を受け、そして結婚した。


アルバイトから正社員になって、責任ある立場で働くようになった。


神を知り、神によって私の道は作られた。



10年前。


子どもを授かり、家族で東京にいた。ひとり娘が保育園に通い始めた頃、転職をした。


同じ街の教会に導かれ、同年代のクリスチャンに出会った。音楽の奉仕の場が与えられ、定期的にドラムを叩いて賛美した。


転職した会社は、外資の傘下に入ったり、その後国内の上場企業に買い取られたり、紆余曲折を経て単独の事業会社として存続している。


契約社員として3年間我慢した。課せられた営業ノルマを達成し、正社員になった。仕事は自分でも信じられないくらい性に合っていて、普通に営業するだけで結果を出すことができた。正社員からリーダーに、それから課長へと昇進した。


そして今に至る。


妻と娘は、それぞれ一番いいタイミングで洗礼を受け、晴れてクリスチャンホームを築けた。


ここには書き切れないたくさんの恵みを受けた。神が示された道は真っ直ぐで、神を信じすべてを委ねて歩くことができた。


写真と聖句のおかげで、過ぎ去りし遠い日々を思い起こし、私の人生に神が介入されたことを覚え、神の恵みの中を生かされてきたことを知ることができた。


感謝しかない。


「主を仰ぎ見て」を賛美しよう!
https://youtu.be/Viar5edeGzU