聖書と歩む営業マンのblog

営業は大変な仕事だ。しかし聖書を読んで、売ることよりも仕えること、貰うよりも与えることを学ぶと、心が晴れる。

羊飼いたちの喜び

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羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて御使いの話の通りだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。


ルカの福音書 2勝20節


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キリスト降誕劇(ページェント)の配役で、一番人数が多いのが羊飼いたちである。


エスもマリアもヨセフも東方の三博士も、そして御使いも1人である。けれど、羊飼いたちは何人いても構わないからその他大勢になる。


あ、いや、羊がいた。モコモコの白い服を着せられて、メェメェ言ってさまよい歩く羊役が一番多いかもしれない。


ともあれ、救い主誕生の知らせは、まず最初に、羊飼いたちに届けられた。このことに思いを巡らせたい。


なぜあえて羊飼いなのか? 知らせを聞いて羊飼いたちはどう反応し、どう行動したのか?



降誕劇のシナリオのように場面を辿ってみよう。


-場面-
ベツレヘムという村の郊外で羊の夜番をしている羊飼いたち。急に周りが明るくなって御使いが目の前に現れる。怯える羊飼いたち。


【御使い】
恐れることはありません。今日ダビデの町(=ベツレヘム)で、あなたがたのために救い主が生まれました。この方こそキリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ている子を見つけます。これがしるしです。


【天の軍勢コーラス】
いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように!


【羊飼いたち】
さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう!


-場面-
急いで走っていく羊飼いたち。ベツレヘムの町に到着した彼らは、やがて飼葉桶に寝ている幼子を捜し当てる。


【羊飼いたち】
私たちは、天の御使いからこの幼子について告げられたことをいま知らせます!


-場面-
それを聞いた人たちはみな驚くが、マリアだけは静かに聴き入っている。羊飼いたちは神をあがめ、賛美しながら帰って行く。



このストーリーを追っていくと、羊飼いがいかに重要な役であるかがわかる。


彼らが御使いのことばを聞かなければ、彼らが急いで走って行かなければ、飼葉桶に眠る幼子を見つけなければ、見聞きしたことがお告げの通りであることを彼らが確信しなければ、そして、神をほめたたえ喜んで賛美しなければ、このストーリーは成り立たないのだ。


羊飼いたちに、救い主誕生の知らせが最初に届けられたのは、救い主が「神の子羊」として来られたことを証しするためだろう。


犠牲のいけにえとしての子羊をいつも世話している羊飼いたちは、人間の罪を取り除く「神の子羊」をすぐに探し当てた。見て聞いて信じて、すぐに行動した結果、生まれたばかりの救い主イエスに会うことができた。


羊飼いたちの喜びは賛美に変わった。


私たちもまた、救い主を知り、信じ受け入れ、その元に走っていくとき、喜びに満たされる。そして、賛美の歌が溢れ出す。


羊飼いたちの喜びは、私たちの喜びでもある。


ピッタリの歌があるではないか。


♪羊飼いたちの喜びは歌と変わって
星空の下に響くよ
素晴らしいホーリーナイト
(6年前に演奏したものがあった!)
https://youtu.be/2MUlFJzUwfw


Merry Christmas!