聖書と歩む営業マンのblog

営業は大変な仕事だ。しかし聖書を読んで、売ることよりも仕えること、貰うよりも与えることを学ぶと、心が晴れる。

羊飼いの喜び

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羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
 
ルカの福音書 2:20
 
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アメイジングジャーニーを観た。
 
2017年の映画で、副題は「神の小屋より」と言う。
 
ここで映画のあらすじを書いたり、内容についてあれこれ記すつもりはない。
 
レビューのサイトを見ると、思った通り賛否両論ある。キリスト教の知識がないと理解に苦しむ箇所がいくつもあったし、クリスチャンであっても受け入れがたい描写はあるだろうし、聖書解釈に疑問を持つ方もいるだろう。
 
それでも私はこの映画を素晴らしいと思うし、人に勧めたいと思う。映画を通して、1人の人間のAmazing Journeyを追い掛けるのは悪くない。
 
ある絶望的な出来事を境に深い悲しみを負った男が、神への不信感をあらわにしながらも徐々に癒され、自らを取り戻していく回復のストーリー(Amazing Journey)である。
 

 
では、聖書の中にAmazing Journeyはあるか?と言えば、それはもう至るところにある。
 
旧約聖書ならアブラハムもイサクもヤコブヨハネも、そしてダビデやソロモンと、たくさんいる。新約聖書だと、12使徒は間違いなくそうだし、パウロは最大の経験者だろうし、イエスの弟ヤコブだってそうだろう。
 
神によって人生を変えられた人の記録が聖書であるから、当然と言えば当然ではあるが。
 
そんな中で、今日取り上げた聖句は、おそらく聖書でも最も目立たない小さなAmazing Journeyだと思う。
 
主人公は、イエス誕生のお告げを聞いて、世界中の誰よりも早く現場に駆けつけたのが夜番をしていた羊飼いである。
 
当時の羊飼いは社会で低い地位であり、このときも街からは遠く離れた場所で群れを率いていた。その彼らに、天使から救い主イエスの誕生が告げられた。
 
そのとき彼らは恐れた、と書いてある。
 
恐れた彼らであったが、結局その後ベツレヘムに向かって、イエスの誕生を見届けている。ここには彼らの信仰があったはずだ。
 
こうして、羊飼いは確実に人生を変えられた。



 
エスに会ってお告げが本当だとわかった羊飼いたちの帰り道、それが今日の聖句。
 
羊飼いの変えられ方を時系列で追いかけると
 
・天使に会う前(日常)
・天使のお告げを聴いているとき(恐れ)
・天使が帰ったあと(ワクワク)
・イエスに会ったとき(感動)
・イエスに会ったあと(賛美) 
 
となる。
 
これぞAmazing Journeyだ。
 
私たち1人ひとりにもそれぞれのAmazing Journeyがある。どこで神に出会い、どう神に応答し、どのように生き方を変えられたか。
 
羊飼いたちのように、神をあがめ、賛美しながら日々過ごしたいと願う。
 
ちなみにこの映画、原題は「The Shack」と言って、同タイトルの原作があるそうなので、年末に読んでみようと思う。