聖書と歩む営業マンのblog

営業は大変な仕事だ。しかし聖書を読んで、売ることよりも仕えること、貰うよりも与えることを学ぶと、心が晴れる。

多くの思い

f:id:songchi0326:20230906200020j:image

人の心には多くの思いがある。

しかし、主の計画こそが実現する。


箴言 19:21


+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+

高2の娘のこと。


高校生の夏休みは、思い返してみても楽しい記憶しかない。もちろん高3にもなれば予備校の夏期講習に行ったりするけど、高2は受験なんて遠い先の話で、今を楽しく生きることに一生懸命だった。


自分の高2の夏の思い出は語ろうと思えば、ここに書ききれないくらいたくさんある。しかし、今日は娘のことを語ろう。


7月にカナダ留学から帰国し、夏休みを過ごしている娘を観察していたが、大いに満喫している様子であった。


夏休みの1/3は学校で補習があり、1/3はクリスチャンキャンプでうちにいなくて、残りの1/3で家族で出かけたり友だちと遊んだりした。


大学のオープンキャンパスにもいくつか出かけた。進路について考え始めた夏でもあった。


それにしても、海外に半年暮らすことでこんなに変えられるのか、と親が驚くほど変わったと思う。ピアスをあけたとか、カラダつきがふっくらしたとか、ヘソ出しのTシャツを着るようになったとか、外見の変化もある。


しかし、それよりも、性格がリニューアルした感じ、バージョンアップしたというか、キャラ変したのか?と思うくらい垢抜けた。


自分に自信がついたように思える。娘が英語を習っている知人はそう言った。物怖じしなくなったんじゃないかな、よく笑うようになったし、とも言ってくれた。


 

もともと彼女はおっとりしたタイプで、あまり声を荒げたり、怒りを露わにすることがない。ハッキリ自己主張するようなこともなかった。


それがカナダでのいろんな経験を通して変えられたのだろう。


最初のホストファミリーとの関係が上手くいかず、あまりの辛さに泣きながら電話をかけてきた。新しいホストファミリーはクリスチャンで、どん底から引き上げられたように、後半はハッピーな生活を送れた。


カフェではアジア人差別に遭ったと聞いた。現地の友だちと一緒にドリンクを注文したところ、いつまでたっても自分のだけが出てこない。痺れを切らして店員に尋ねると「アジア人だから」と吐き捨てるように言われた。


こうした差別が許せない彼女は、一度はもう少し待てばいいかと思ったらしいが、それではダメだと奮い立ち、店員に対して「あなたがやっていることは明らかな差別で許されない。私はずっと待っているのだから、すぐにドリンクをサーブするべきだ」と言った。


その場面は見ていないから想像しかできないが、彼女はきっと相当勇気を振り絞ったと思う。しかもこのセリフを英語で伝えたのだから、よくやったと褒めてもいいのではないか。


こうした経験から、自分の考えをしっかり伝えることの大切さを知った。



オープンキャンパスのことを聞くと、国際関係やグローバルイシューを扱う学部ばかりを選んだとのこと。


なるほど。


国際紛争や貧困問題などに高い関心を持っているし、とりわけ差別に対しては敏感になっているから、そういう学部を選ぶのも頷ける。


今はあちこちにアンテナを立てて、興味関心のあるイシューを掘り下げていけばいいと思う。


私たちは自分の力だけで、自分の未来を創ることはできない。いろいろな計画を立てても、それらすべてが叶うのではない。だからといって、何の計画も持たなくていいのではない。


聖書を読むと、人間のいろいろな計画を超えたところで神の計画が成就する場面がいくつもある。旧約聖書なら、有名なアブラハムヤコブ、ヨセフ、モーセダビデ…皆そうだ。


高校生の娘がいろいろな計画を立て、将来を描いているのを微笑ましく見守ると同時に、神さまは彼女にどのような計画を示し、とのように導かれるのだろうかと期待する。


主の計画がなりますように。